2020-10-19

コロナ防疫政策下において、日本に居住する日本人が台湾の裁判所に召喚された場合の入国手続

以前は、日本に居住する日本人が、観光・ビジネス・親族訪問などの目的で台湾に入国する場合、滞在期間が90日までであれば、ビザを取得する必要がありませんでした。しかし、コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のため、現在、観光目的で台湾に入国することは不可能です。台湾への入国は、ビジネス等の特定の目的がある場合に限定され、その場合でも、台北駐日経済文化代表処・弁事処(台湾の大使館・領事館の役割をもつ、駐日窓口機関。)で特別入国許可(ビザ)を取得しなければなりませ。また、入国後の在宅検疫等、コロナウイルス感染症に対応するための検疫措置も設けられています。

このように、平時とは異なる入国規制がなされている現状において、日本に居住する日本人が台湾の裁判所に召喚された場合、台湾への入国にあたってどのような準備をし、実際にどのように入国することになるのか、ご説明します。 但し、以下の内容は、現時点での制度に基づいており、今後、随時変更される可能性があります。実際に台湾に入国を予定されている方におかれては、改めて台湾当局等で最新の情報をご確認いただく必要があります。

1. ビザの申請手続

日本人が台湾の裁判所に召喚された場合は、原則、特定の目的があるものとして、入国が許可されます。もっとも、入国にあたっては、特別入国許可(ビザ)の取得が必要です。裁判所に召喚された場合(例えば、台湾の裁判所から、証人として出頭するよう求める召喚通知書が届いた場合)は、その召喚通知書をもって、台北駐日経済文化代表処・弁事処で特別入国許可(ビザ)の申請をすることになります。具体的な流れは、以下の通りです。

​ (1). 電話での申請手続の日程予約

台北駐日経済文化代表処・弁事処は、お住いの都道府県によって管轄が決まっています。代表処のウェブサイト(https://www.roc-taiwan.org/jpyok_ja/post/6799.html)で管轄をご確認の上、管轄する代表処・弁事処に電話をかけて、申請手続のための日程を予約します。

裁判所からの召喚を理由とするビザ申請は特殊ですので、予約する際に、台湾の裁判所に出頭するためにビザを取得する必要がある旨伝えれば、より早い日程での予約が可能となる場合もあるようです。

(2). 必要書類の準備

① パスポートの原本及びコピー1通
② 申請書
事前に、台北駐日経済文化代表処のHP内にあるビザ申請用のウェブサイト(https://visawebapp.boca.gov.tw)にアクセスし、ウェブ上で情報を入力します。入力完了後に、入力済みの申請書の画像が表示されますので、これをプリントアウトし、代表処・弁事処にお持ちいただきます。 裁判所からの召喚を受けている場合、申請書のビザの種類は「General Visa Applications」、訪台の目的は「Others」を選択します。
③ 顔写真2枚(3.5cm×4.5cm)
④ 裁判所の召喚通知書のコピー1通
⑤ 手数料5,300円

(3). 台北駐日経済文化代表処・弁事処での申請手続

予約日時に、台北駐日経済文化代表処・弁事処に赴き、ビザの申請手続を行い、後日、ビザを受け取ります。

2. 入国前の検疫措置

飛行機搭乗前に、スマートフォンで入国検疫システムのウェブサイト「入境檢疫系統(hppps://hdhq.mohw.gov.tw)」からオンライン申請を行った上で、搭乗日から3営業日以内の検査についての「PCR検査陰性証明書」(英文版)を航空会社に提示する必要があります。 PCR検査対応病院参考リストは、以下のウェブサイトにあります。https://plaza.umin.ac.jp/jstah/pdf/pcr20200629.pdf

「PCR検査陰性証明書」の形式は特に規定されていませんが、以下の内容が英語で記載されている必要があります。
① 人定事項(氏名、パスポート番号或いは生年月日)
② 検査内容(COVID19或いはSARS-CoV-2)
③ 検査法(PCR、Real-Time PCR、RT-PCR、NAA、NAT或いはMolecular Diagnostics)
④ 検査結果(Negative或いはUndetectable)
⑤ 検体検査日
⑥ 医療機関の情報

3. 入国時の注意点

入国時に、検疫担当者や入国審査官から、PCR検査陰性証明書原本や裁判所の召喚通知書コピーの提示を求められる可能性があります。したがって、持ち込み手荷物でこれらを携帯し、提示を求められた場合に応じられるよう、準備しておいたほうがよいです。

4. ホテルへの移動

台湾の空港からホテルへ移動には、公共交通機関が利用できませんので、自家用車または指定された防疫タクシーを利用しなければなりません。防疫タクシーは、国際線到着ロビーを出たところの「防疫計程車指定搭乗處(Designated Special Quarantine Taxi Service Riding Location)」と書かれた案内板のある場所から乗車することができます。

5. 14日間の在宅検疫

台湾に入国した後、自宅または指定された防疫ホテルで、入国後14日間の在宅検疫(隔離)を行わなければなりません。その期間中、自宅または防疫ホテルから出ることができません。

なお、在宅検疫(隔離)の期間は入国日の翌日0時から起算されます。したがって、防疫ホテルに宿泊する場合、合計15泊分の予約が必要です。

台北市の防疫ホテルに関する情報は、以下のウェブサイトが参考になります。 https://www.travel.taipei/ja/news/details/24671 , https://taiwan.taiwanstay.net.tw/covhotel/

防疫ホテルは一般のホテルより少ないため、早めに予約するほうがよいでしょう

また、防疫ホテルは検疫者専用ですので、検疫期間終了後は、宿泊先を一般のホテルに変更しなければならないので、ご注意ください

以上が現行制度において、日本に居住する日本人が台湾の裁判所に召喚された場合の入国手続についての概要です。かかる制度は、今後変更される可能性もありますので、実際に台湾に入国なさる方におかれましては、改めて、最新の情報をご確認ください。 度において、日本に居住する日本人が台湾の裁判所に召喚された場合の入国手続についての概要です。かかる制度は、今後変更される可能性もありますので、実際に台湾に入国なさる方におかれましては、改めて、最新の情報をご確認ください。
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