2019-01-07

台湾最高裁:オンラインカジノで賭けをした場合に賭博罪の成否については法改正を求めるべき

台湾最高裁から、オンラインカジノで賭けをした場合の可罰性についての裁判例がある。高雄の謝被告が、「九州娯楽城」というオンラインカジノの会員を登録してから、振込みで資金を投入し、自宅でポーカーやバカラをプレイして賭けをしたとのことで警察に賭博罪により逮捕されたが、地裁と高裁はいずれも賭博罪が成立しないと判断した事例に対し、検事総長が最高裁に非常上告の申立てを行った。これに対して、最高裁は、ネットで賭けをした場合が一定の閉鎖性があって、公開性を欠いたため「公共の場又は公衆が出入できる場所で賭博する」という要件に該当せず、刑法第266条賭博罪が成立しないが、事柄により社会秩序維持法に違反する可能性があると述べた。その判決によって、最高裁は、オンラインカジノで賭けをする行為の帰責性が刑法第266条賭博罪より少なくなく、また、刑事政策上は刑法により処罰必要があると認める場合には、罪刑法定主義の原則に従って法改正を求めるべきではないかという考えを示した。
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