飲酒運転を抑止するため、台湾の立法院は刑法第185条の3における飲酒運転の罰則を強化し、以下のとおり改正草案を通過させた。
- 飲酒運転の罰則は2年以下の有期懲役を3年以下の懲役に改定し、また、併科できる罰金をニュー台湾ドル(以下同じ)20万元から30万元に引き上げた。
- 飲酒運転をして、もって他人を死亡させた、または重傷を負わせた場合の罰則は3年以上10年以下の懲役(死亡)、1年以上7年以下の懲役(重傷)を維持しながら、それぞれ200万元(死亡)、100万元(重傷)の罰金を併科できるという規定を追加した。
- 飲酒運転の罪の再犯の罰則加重の規定については、再犯期間を5年から10年に延長したうえで、これによって他人を死亡させた、または重傷を負わせた場合は有期懲役に加え、それぞれ300万元(死亡)、200万元(重傷)の罰金を併科できるという規定を追加した。
今回の刑法185条の3の改定は既に立法院が通過させて、総統が公布したため、2022年1月30日をもって効力が生ずる。