萬國法律事務所

立法院は11月21日に都市部危険及び老朽建築物の建替え加速に関する法律（中国語「都市危險及老舊建築物加速重建條例」）の第５条の1の改正案を可決し、「公有財産は三種類を除いて、一律に危険及び老朽建築物建替えに加わらなければならない」という条文を加えた。
 
今回の法改正について、公有土地及び建築物は下記の3種類のいずれかの例外に当てはまらない場合、建て替えに加わらなければならない。

1. すでに合理的な利用計画がある。
2. 公有土地の面積が建替え計画範囲の５割以上を占める。
3. 公有土地の面積が建替え計画範囲の3割以上を占め、かつ、建替え計画が都市更新単位基準を満たす

さらに、公有土地及び建築物の建替えについて、他の公有財産に関する規定、例えば土地法・国有財産法・予算法等の適用を排除するという条文が加えられた。
 
今回の法改正を通して、都市部危険及び老朽建築物の建替え範囲が拡大し、都市更新の促進ができるはずである。