2010-09-27
映画「賽德克.巴萊」(Seediq Bale、セデックバライ)の商標権の争いが起きた
2008年8月に台湾で公開された台湾映画海角七号(ハイジャオチーハオ)の監督である魏德聖が「賽德克.巴萊」(Seediq Bale、セデックバライ)という新作品を公開する前に、商標権の争いが起きた。
一昨年、「賽德克.巴萊」の名称が商標登録申請され、申請が認められた。経済部智慧財産局によると、その商標権の効力範囲が、八種類、三百余りの商品やサービスに及ぶとのことである。
「賽德克」(Seediq、セデック)が台湾原住民の一つであって、「賽德克.巴萊」(Seediq Bale、セデックバライ)とは、「本当のセデック族人」という意味である。セデック族人は、その文字が商標になると原住民の権利を侵害するとして、その商標権を取り消すよう主張している。なお、行政院原住民族委員会は、「賽德克.巴萊」(Seediq Bale、セデックバライ)という文字がセデック族にとって神聖的な意味を持っており、「原住民族伝統智慧創作保護条例」により文化成果の表示に属すとして、「経済部智慧財産局」に異議を申し立てることを予定している。
「経済部智慧財産局」は、その商標権が認められるか否かにかかわらず、原住民が「善意かつ合理的使用」の原則をもって「賽德克.巴萊」を使っても違法なにならないが、その商標権を取り消すかどうかについては、正式に異議申し立てを受けてから、事情によって決めると表示した。
監督の魏德聖は、商標権は認められたが、ただ映画にかかる権利を使用する予定で、残った部分は原住民に譲ろうと思っており、現時点で原住民と相談すると述べた。