国家通訊伝播委員会(台湾の電信、通信、放送事業を監督する独立行政機構。以下NCCという)は、2020年2月12日に「放送政策白書」を公表した。これによれば、Netflix、LINE TV、iQIYIなどのOTT TV業者を規制するために、インターネット視聴サービス法が制定される予定である。この特別法は、OTT TV業者について登録制を採用することを規定している。さらに、一定の規模以上の業者に対しては、自国の映画・テレビ番組の普及に協力し、そのための具体的な計画を提出することを義務づけている。
台湾は世界で初めてOTT TV特別法を制定する国となり、各国は今回のNCCの立法方針に関心を寄せている。NCCによると、Netflix、LINE TVなどの業者は、台湾での視聴者数が一定規模に達しているので、規制対象に含まれる可能性があるとのことである。
現在、主なOTT TV業者は、Netflix、LINE TV、Hulu、Comcast、FOX+、iQIYI、LiTV、Choco TV、KKTV、Spotify、中華電信MODのVoD事業、台湾大哥大のmyVideo、遠傳電信のfridayビデオなどである。
一方、ケーブルテレビと中華電信MODなどのIPTVについては、視聴者が一台の機器で同時に複数のサービスを受けられないため、今回の法律での規制対象にはならない。MODについては固定通信業者管理規則、ケーブルテレビについてはケーブル放送テレビ法、OTT TVについてはインターネット視聴サービス法によって規制されることになる。